がんやうつの原因にも! 万病の元「低体温」を改善しよう
肌のメカニズム
健康な人の体温は36.5℃以上あるもの。
ところが近年、平熱が36℃以下の「低体温」の人が増えています。
「平熱が低いぐらい、たいした問題ではない」と思う方もいるかもしれま
せんが、低体温はとても危険!
体温が下がるほどに免疫力が低下し、さまざまな病気にかかりやすくなってしまいます。
低体温の傾向がある方は、体温を上げて改善するよう心がけるのが大切
です。
低体温だとがんになりやすい!? 体温と免疫力について
実は健康な人でも、1日に5000個のがん細胞ができていると言われます。
体内でがん細胞が生まれるたび、免疫細胞(リンパ球)が攻撃して死滅させているのです。
ところが、体温が下がると血液の流れが悪くなり、免疫細胞の働きも悪くなってしまいます。
低体温だとがんになるリスクが高まってしまうのです。
がん細胞以外にも、体外からのウイルスや細菌を排除するのも免疫細胞の働きです。
低体温で免疫細胞の働きが悪くなるとさまざまな病気にかかりやすくなってしまいます。
また、低体温でセロトニンの分泌が少なくなることにより、うつになりやすいとも言われています。
逆に言えば、低体温を改善することで、さまざまな病気のリスクが減ると言えます。
低体温になる原因は?
低体温を改善するために、どうして低体温になってしまうかについて考えてみましょう。
低体温の大きな原因の一つとして、運動不足などによる筋肉量の低下が考えられます。
熱を生み出す筋肉の量が減ることで、体温が下がり、基礎代謝も下がってしまうのです。
また、エアコンの普及により、体温調節機能が低下していることや、過度のストレスにより血流が悪くなること なども低体温の原因だと考えられています。 現代人のライフスタイルは、低体温を引き起こす要因だらけと言えそうですね。
こうした点に注目して低体温の改善を目指しましょう。
低体温を改善するには
免疫力を下げ、さまざまな病気の原因にもなる低体温。
体温が低めな人は日頃から体温を上げる生活習慣を身につけて、低体温を改善していきましょう。
・低体温の改善法① 適度な運動をする
筋肉量の低下を防ぎ、血行を良くするために、毎日適度な運動をするように心がけましょう。
激しい運動をする必要はなく、散歩したり、エスカレーターを使わずに階段を使うなど、ちょっとした運動を続けていくことが大切です。
・低体温の改善法② 入浴は湯船に浸かる
夏は特にシャワーで済ませる人が多いですが、体温が低い人はしっかりと湯船に浸かる入浴を習慣にしましょう。 エアコンによる冷えを解消し、血行も良くなります。
・低体温の改善法③ 身体を温める食べ物を食べる
生姜やにんにく、にらなど、血行を良くし、身体を温める食べ物を積極的に食べるようにしましょう。
血流促進に効果がある砂漠人参「カンカ」も低体温の改善に効果が期待できます。
日々の心がけで平熱を36.5℃以上に保って、病気にかかりづらい健康な身体を目指しましょう。